【AutoCAD 初心者】独学 013:線分を描いてみよう!!

【AutoCAD 初心者】独学 013:線分を描いてみよう!!

線分[LINE]コマンドは、リボンの一番左にあります。

線分コマンド

なぜこんな目立つところにあるかというと、もっとも使用するコマンドのひとつだからです。

この記事では、線分コマンドの使用方法を紹介します。

また、他のオブジェクトでも利用可能な、角度、距離を指定して描く方法も紹介します。

 

線分コマンドの実行方法

まず最初に、線分コマンドの実行方法を確認しておきましょう。

覚えやすいのは、リボンにある 線分 をクリックです。

線分コマンド

これで、線分 コマンドが実行されます。

また、Lと入力しても、線分 コマンドを実行できます。

 

距離を指定して線を描く

ここでは、距離を指定して線を描く方法をみてみましょう。

線分 コマンドを実行します。

「1 点目を指定」に対して、適当な点をクリックします。

適当な点をクリック

ステータス バーの 極トラッキングオンになっていることを確認します。

オンになっていない場合は、クリックしてオンにします。

カーソルを右水平方向に持っていきます。

すると、位置合わせパス が表示されます。

位置合わせパス

そして、500と入力してEnterを押します。

500 と入力

これで、水平な長さ 500 の線分を描けました。

続いて、カーソルを垂直方向に持っていきます。

すると、位置合わせパスが表示されます。

そして、500と入力してEnterを押します。

500と入力

これで、垂直な長さ 500 の線分を描けました。

水平と垂直な 500 の線分

ここで、実際描く垂直線の長さが 300 だったと気づいたとします

線分を削除して、再度描き直すのはめんどうですよね。

そんなときのために、元に戻す オプションがあります。

コマンド ウィンドウに表示されている 元に戻す をクリックします。

元に戻す をクリック

すると、最後に描いた垂直の線分が描かれたことが取り消されます。

最後に描いた線分が取り消された

カーソルを垂直方向に移動します。

位置合わせパスが表示されたことを確認して 300 と入力します。

これで、垂直な長さ 300 の線分を描けました。

垂直な 300 の線分

コマンドを終了するには、Enterを押します。

これで、長さが 500 の水平な線分と、長さが 300 の垂直な線分が描けました。

長さが 500 の水平線と、長さが 300 の垂直線を描けた

 

角度を指定して線分を作成する

ここでは、角度を指定して線分を作成する方法を見てみましょう。

線分コマンドを実行します。

「1 点目を指定」に対して、適当な点をクリックします。

適当な点をクリック

500と入力します。(Enterは押さない)

500 と入力

Tabを押します。

すると、角度を入力する欄がアクティブになります。

角度を入力する欄がアクティブになる

45と入力してEnterを押します。

45 と入力

これで、45度で長さ 500 の線分が描けました。

45度で長さ 500 の線分が描けた

つづいて、500と入力します。(Enterは押さない)

500と入力

Tabを押して、角度として45を入力してEnterを押します。

Tabを押して、角度として45を入力

これで、もうひとつ 45度で長さ 500 の線分が描けました。

45度で長さ 500 の線分が描けた

コマンド ウィンドウの 閉じる をクリックします。

閉じる をクリック

すると、最後に指定された点から、最初に指定した点までの線分が作成されます。

これで、線分が閉じられてコマンドが終了しました。

線分が閉じられた

このように、線分 コマンドはEnterを押して終わるだけではありません。

閉じる オプションで、閉じて終わることもできます。

 

まとめ

もっとも頻繁に使用するコマンドのひとつの 線分[LINE]コマンドについて見てきました。

水平、垂直、指定した角度で描けましたね。

また、距離も指定できました。

コマンドの終了方法は、Enterを押したり、閉じる オプションで閉じて終わることもできました。

これらを知っておくだけで、かなり図面を描けるようになったのではないでしょうか。

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