![](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2021/12/(メグメグ)パソコン操作をするエプロン女性_01.png)
分解コマンドって、何ができるんですか?
AutoCAD には、分解[EXPLODE]というコマンドがあって、オブジェクトを分解できます。
分解されたオブジェクトは、異なるオブジェクトになります。
では、実際にどのような動作になるのか見てみましょう
ポリラインを分解する
ポリラインを分解すると、線分になります。
では、その動作を見てみましょう。
まずは、長方形コマンドで長方形を作成します。
![長方形コマンド](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-19-47.jpg)
![長方形](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-21-02.jpg)
長方形コマンドで作成されるオブジェクトは、ポリラインです。
なので、選択すると以下のようになります。
![長方形を選択](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-22-00.jpg)
長方形が選択されて、各頂点の間にあるグリップは、細長い長方形の形をしています。
分解コマンドを実行します。
![分解コマンド](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-24-29.jpg)
長方形を選択します。
![長方形を選択](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-25-43.jpg)
右クリックして、選択を確定します。
メモ
分解したいオブジェクトを選択して、X と入力しても分解できます。
長方形の一辺を選択します。
![一辺を選択](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-27-06.jpg)
すると、選択した一辺だけが選択されます。
また、頂点の間にあるグリップは、正方形の形をしています。
プロパティ パレットを確認すると、線分だということがわかります。
![プロパティパレット](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-29-07-1024x660.jpg)
初心者
プロパティ パレットが表示されていないときは、Ctrl+1を押して表示できます。
その他の分解できるオブジェクト
ポリラインと同じように、分解コマンドで分解できるオブジェクトが色々あります。
寸法を分解すると、線分、ソリッド、マルチテキストになります。
![分解されて線分になったオブジェクト](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-33-56-1024x314.jpg)
![分解されてソリッドになったオブジェクト](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-34-29-1024x305.jpg)
![分解されてマルチテキストになったオブジェクト](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-35-42-1024x297.jpg)
マルチテキストを分解すると、文字になります。
![マルチテキストを分解](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-37-02.jpg)
ブロックを分解すると、ブロックを作成したときの元のオブジェクトになります。
ブロックの分解については、以下の記事を参照してください。
ハッチングを分解すると、線分になります。
![ハッチングを分解](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-40-57-1024x293.jpg)
配列複写を分解すると、配列複写を行うときに選択したオブジェクトになります。
![配列複写を分解](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-45-17-1024x305.jpg)
また、オブジェクトには分解できないものもあります。
分解できないオブジェクトを分解しようとすると、「* 個は分解できません。」というメッセージが表示されます。
![分解できないときのメッセージ](https://www.memodayo.com/wp-content/uploads/2022/07/2022-07-18_10-47-07.jpg)
まとめ
オブジェクトには、分解できるものとできないものがあります。
分解できるオブジェクトは、分解して他のオブジェクトにすることができます。
よく分解を使用するのは、ポリラインやブロックではないかと思います。
今回紹介したオブジェクト以外にも、分解できるものがあります。
興味があったら、いろんなオブジェクトを分解してみてくださいね。