【AutoCAD 初心者】独学 020:オブジェクトをストレッチしてみよう!!

【AutoCAD 初心者】独学 020:オブジェクトをストレッチしてみよう!!

AutoCAD には、ストレッチ[STRETCH]というコマンドがあり、オブジェクトをストレッチできます。

ストレッチするとは、オブジェクトを伸ばすことです。

具体的には、オブジェクトの一部をクロスウィンドウで囲みます。

オブジェクトの一部をクロスウィンドウで囲む

そして、カーソルを動かすと、クロスウィンドウの中にある頂点が移動します。

その結果、オブジェクトが伸びるということです。

ストレッチされる

 

ストレッチ[STRETCH]コマンドを使用

ストレッチ コマンドを使用して、オブジェクトをストレッチできます。

まずは、ストレッチ コマンドを実行します。

ストレッチ コマンド

オブジェクトのストレッチしたい部分を、クロスウィンドウで囲みます。

オブジェクトの一部をクロスウィンドウで囲む

右クリックで、選択を決定します。

基点として、適当な点をクリックします。

基点を指定

カーソルを移動すると、クロスウィンドウの中に入っている頂点が移動します。

その結果オブジェクトがストレッチされます。

オブジェクトがストレッチされる

ここで、ストレッチしたい距離(例:300)を入力しEnterを押します。

ストレッチしたい距離を入力

これで、右方向に 300 ストレッチできました。

オブジェクトをストレッチできた

 

グリップを使用してストレッチ

グリップを使用しても、オブジェクトをストレッチできます。

まずは、オブジェクトを選択してグリップを表示します。

長方形(ポリライン)の場合は、以下のようなグリップが表示されます。

ポリラインのグリップ

右の垂線の真ん中のグリップをクリックします。

グリップをクリック

カーソルを右方向に移動して 300 と入力してEnterを押します。

Escを押して、選択を解除します。

これで、右方向に 300 ストレッチできました。

オブジェクトをストレッチできた

 

さっきは、ポリラインの真ん中のグリップをクリックしました。

こんどは、ポリラインの端点のグリップをクリックしてみましょう。

オブジェクトを選択して、グリップを表示します。

そして、右上の端点のグリップをクリックします。

右上の端点のグリップをクリック

適当な場所をクリックします。

適当な場所をクリック

これで、ひとつの頂点をストレッチできました。

ひとつの頂点をストレッチ

複数の頂点をストレッチしたいときは、Shiftを使用します。

Shiftを押しながら、左下のグリップをクリックします。

Shift を押しながらクリック

Shiftを押しながら、右下のグリップをクリックします。

右下のグリップをクリック

もう一度、右下のグリップをクリックします。(Shiftは押さない)

カーソルを下方向に移動します。

そして、200 と入力します。

ストレッチの距離を入力

Escを押して、選択を解除します。

これで、選択した 2 つの頂点を、下方向に 200 ストレッチできました。

ストレッチできた

 

円をストレッチ

円をストレッチするときは、少し動作が異なります。

円は、ストレッチ コマンドではストレッチできません

グリップを使用したときは、クリックしたグリップの位置が変わります。

その結果、円の半径を変更できます。

では、その動きを見てみましょう。

まずは、円を選択します。

表示されたグリップの、右側の四半円点にあるグリップをクリックします。

右のグリックをクリック

カーソルを移動すると、四半円点が移動します。

その結果として、半径を変更できます。

半径として、400 と入力してEnterを押します。

Escを押して、選択を解除します。

これで、円の半径を 400 に変更できました。

半径を変更できた

メモ

円の中心のグリップをクリックしたときは、円が移動されます。

 

まとめ

今回は、長方形(ポリライン)と円のストレッチの動きを見ました。

要点は、ストレッチはクロスウィンドウで囲まれた中にある頂点が移動するということです。

なので、指定した場所によってはオブジェクトが伸びたり、移動したりといった異なる動作になります。

他のオブジェクトに対しても、ストレッチしてどのように動作するかを見てみてください。

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